ロハスとは
<ロハスとは>
ロハス〔ローハス〕とは、Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語で「健康と地球環境」意識の高いライフスタイルを指しています。
自分の心や身体にいいことは、地域にも、地球にもいいことと考えて行動するライフスタイルです。私たちは今の地球をお預かりしている立場です。次の世代に美しい地球を引き渡す責任があります。目先の便利さや、価格だけにとらわれず、次の世代へ、地域へ、地球へ思いを馳せ、こだわりを持って物事や生き方を選択していきましょう。
ロハスという価地観の登場
<ロハスという価地観の登場>
1990年の後半、アメリカの西部コロラド州ボールダー周辺で生まれた価値観です。
アメリカの新しい生活者層「カルチュアル・クリエイティブ」(エコロジーや地球環境、人間関係、平和、社会主義、自己実現そして自己表現に深い関心を寄せる人々)は、世界的な課題や自分に高い関心を持っていました。もともとはこの層をターゲットにしたマーケティングコンセプトがロハスでした。しかし、この層だけに留まらず、この価値観は環境問題、戦争、心の荒廃といった社会問題があふれるこの時代の中で模索し続けていた多くの人々の反響を呼び、広がりをみせたのです。
エコとロハスの違い
<エコとロハスの違い>
我慢と窮屈を強いられるエコ。それに対し「自分にも気持ちがいい事は地球にも気持ちがいい事」と考えるのがロハスです。
エコ活動では地球環境が個人の生活よりも優先されるのに対し、ロハスは経済活動を否定せずあくまでも個人のライフスタイルの中で、続けていく事ができる最善の方法を見つけ出し、楽しく環境負荷の軽減を図っていくものです。多くの人に受け入れられやすく、行動に移しやすいと言われています。
ロハス5つのテーマ
<ロハス5つのテーマ>
ロハスは5つの分野に分けられます。
各分野は衣・食・住・学・余暇から社会の仕組みまで広がっており、社会・人・経済が持続可能な要素が網羅されています。
●エコロジカルライフスタイル
環境にやさしいライフスタイルを心掛ける。
例えば、商品の選択の基準が、価格よりも性能が良い・環境に優しい・デザインが良いなどが大切なポイントと考えている。環境負荷の低い電化製品を選ぶ、エコツーリズムなど。
●サスティナブル・エコノミー
持続可能な経済の実現を目指す。
例えば、風力発電等の自然エネルギー、代替エネルギーの活用、まちづくり、地球温暖化の防止対策、環境経営、資源を有効活用する製品など。
●オルティナブル・ヘルスケア
予防医学・代替医療を心掛け、なるべく薬に頼らない。
例えば、運動、食育、医学についても気に掛けている。アロマテラピー、漢方、鍼灸など。
●ヘルシー・ライフスタイル
ヘルシーな食品やナチュラルなパーソナルケアー製品を愛用している。
例えば、オーガニック・天然成分の食品、衣料、飲料、化粧品の使用。マクロビオティック実践など。
●パーソナル・ディベロップメント
自己啓発のために投資する。
例えば、異文化との接触、ヨガや習い事、友人関係への時間投資。瞑想や座禅。自己啓発セミナーへの参加など。
(ロハスアカデミー教本より一部抜粋)
これからさらに広がるロハス
<これからさらに広がるロハス>
今世紀は環境の世紀といわれています。環境、食、心の荒廃等の社会問題が噴出する中、「バランスのとれた生活」を多くの人が求め始めています。
ばらばらだった国、企業、個人の利益が、環境をキーワードにすべて関連性を持ち、これらが良いバランスで繋がっていかなければならないと考えられ始めました。文明は、後戻りする事は非常に難しいものです。ロハスは対立すると考えられていた「環境」と「豊かさ」を両立させ、今の文明社会の中で、持続を可能にしていくことを目指しています。個人のライフスタイルに、ビジネスに、幅広い分野で、ロハスの考え方は広まっていかなくてならないと考えています。
ロハスの実践例「衣」
<ロハスの実践例「衣」~ロハスの物差しで生活を見る~ >
ファッションは一つの自己表現。楽しむ事も大切です。しかし、無駄にならないようにまず自分の持ち物を知り、本当に必要な物かどうか考えて購入しましょう。また、そのメーカーの姿勢や素材などを良く調べて選ぶことも大切です。洗濯の必要性も汚れの度合いを考えて。
・流行や価格に左右されず、生地・縫製等質のよいものを選び、長く使う。
・オーガニックコットンや麻・竹などの素材を知り、なるべく天然の素材を選ぶ。
・不用になった衣類は、リサイクルやリユースなどにまわす。(不要な洋服を回収するメーカーも増えている)
・洗剤は地球に優しいものを使い、汚れの度合いを考えなるべく洗濯の回数を減らす。
・なるべく自宅で洗える物を購入する。
・スキンケア製品は天然成分を使った物を使用する。
・顔に直接あたるコットンやタオル等もオーガニックの物を選ぶ。
オーガニックコットン
現在、綿の栽培には大量の農薬が使われている。害虫を防ぐ以外に手早く収穫するために、葉を落とす目的の枯葉剤なども・・。人や土地に与える影響は多大で深刻です。オーガニックコットンは、無農薬の畑で作られたコットン。環境にも農家の人々にも消費者にも安心です。
ロハスの実践例「住」
<ロハスの実践例「住」~ロハスの物差しで生活を見る~ >
人生の多くの時間を費やす家は、環境にも家族にも安心で安全なものであって欲しいもの。自然を取り入れた生活は地球にも私たちにも優しい。日本の四季を感じる事ができる、癒やされる住まいづくりを考える。
・環境負荷を減らす電化製品を選ぶ。(冷蔵庫等はなかなか買い替えが難しい。購入する時はインバーター搭載で高性能の断熱材を採用し、温室効果ガスであるフロンを冷媒として使っていないノンフロン冷蔵庫を選ぶ)
・家具は材質の産地や種類、工法、デザインにこだわり、長く使える物を選ぶ。
・家具の修繕、リサイクルを頼める家具や家具屋さんを選ぶ。
・化学物質を使用しない内装材や工法を選ぶ。
・環境配慮型住生活の実践。
太陽熱エネルギー、家庭用ガスヒートポンプ、地下室冷機。
・エネルギーの無駄遣いをやめる。
家族全員で話し合って決める。
エアコンやファンヒーター、冷蔵庫の温度設定を見直す。(冷暖房は夏28℃冬20℃を目安に)
電化製品は使用しないとき、コンセントを抜いて待機電力を減らす。
炊飯器のご飯が残ったら冷蔵庫へ。なるべく長時間の保温をしない。
電気ポットをなるべく使用しない。
暖房便座のふたは必ず閉める。
白熱灯→電球型の蛍光灯へ。色の見え方も電球色、昼白色、昼光色がある。
・住まいのテーマとテーマカラーを決める。
5年周期で考える。
テーマ以外の余分な物、色を置かない。買わない。
・日本の暮らしの知恵&自然を取り入れる。
風の吹きぬける道、打ち水、水鉢、風鈴、涼や暖を感じる色使いの工夫。
屋上緑化、ガーデニング 等
・家族が留まる事を楽しむ場をつくる。
余分な空間を作り、花を飾るなど自分らしい演出が出来る癒やしのコーナーを作る。
・一日に一度は窓を開け、部屋の空気を動かす。
・整理整頓し、シンプルに暮らす。
ロハスの実践例「食」
<ロハスの実践例「食」~ロハスの物差しで生活を見る~ >
食は最大のロハスのテーマ、健康と環境が直結している。農と食そのつながりを意識して、家族みんなで食生活を考える。
・「一物全体」=1つの物はまるごと全体で用をなし、無駄になるところはないと考えなるべくすべて食べる。
→オーガニックの物が理想的。
・「身土不二」=命と健康は食べ物で支えられおり、食べ物は土が育てる。
人の命と健康はその環境の土と共にあると考え、地産地消を心がける。
・命あるものに感謝していただく精神を持つ。
→いただきます。
・減農薬やオーガニックの食料品を選ぶ。
・なるべく輸入食材を避け、日本の食材を購入する。
・味覚を鍛え、日本の食文化を見直し、できれば玄米や野菜中心の食生活を心がける。
・旬の野菜を知り、旬の野菜を選ぶ。
・食品の産地や生産法、添加物をチェックして選ぶ。
・旅行ではなるべく地元の料理を楽しむようにする。
・食事をコミュニケーションの場ととらえて楽しむ。
家族で囲むキッチン、ダイニング・食事のマナー・テーブルコーディネートの実践、食育。
・マイコップ、マイ箸、エコバックを持ち歩く。
・食器の洗い方(洗剤を使う必要があるかないか等)を配慮する。
・環境に優しい洗剤を使う。
ロハスの実践例「その他」
<ロハスの実践例「その他」~ロハスの物差しで生活を見る~ >
・早寝早起きを心がける。
・ヨガや瞑想など自分に合った心身の調子を整える方法を実践する。
・ジョギングやウォーキングなどの自分に合った運動を続ける。
・アロマテラピーや整体、鍼灸など自分に合った民間療法を利用する。
・ハンカチを持ち歩き、備え付けのペーパータオル等は使わない。
・買い物をするとき、フェアートレードの商品も選択肢に入れる。
・社会問題や環境問題に興味を持ち学ぶ。
・商品を選ぶ際、商品の環境負荷や企業のCSR(社会的責任)活動も参考に購入する。
・旅行は地域の自然、文化、人々との交流を目的としたエコツーリズム・グリーンツーリズムで楽しむ。
・旅先のホテルには歯ブラシなどを持参し、アメニティグッズはなるべく使わない。
・植樹への協力などカーボンオフ・カーボンフリーの活動を行う。
・地域の環境を守る活動などに参加する。
・株などを購入する際、環境や社会的活動をしている企業のものを選ぶ。
・過剰な包装を断る。
カーボンフリー
家庭や個人が排出するCO2を相殺するプランで、世界各地で植樹を行い、森を育ててCO2(カーボン)の相殺(オフセット)を行っていくシステム。
フェアートレード
途上国の方々の生活を、寄付ではなく商品を購入する形で支えようとする貿易。安定した生産を公平な価格で依頼することで現地の経済活動を活発化させる。また、環境保全や教育を行う事で、さらに生活文化の水準をあげていくことができる。お買い物という形の環境・社会貢献。

